婚約指輪や結婚指輪というと、白金色のプラチナ素材を思い浮かべませんか?
ブライダルジュエリー専門店でみかけるのは、ほとんどプラチナ素材ばかり。
海外ブランドでは、あまりプラチナ素材を見かけません。
実は、海外はゴールド素材が主流だからです。
日本はどうしてプラチナなの?
日本人がプラチナを好むのは、大正時代までさかのぼらなければいけません。
ジュエリーの先進国であるヨーロッパでは、プラチナのジュエリーブームだったのです。
その影響が日本にも波及し、プラチナジュエリーブームとなりました。
そのブームの影響もありましたが、ゴールドよりも落ち着いた輝きが日本人の心を捕らえてしまったのです。
プラチナが良い理由
プラチナは、金属の中でも安定した性質が特徴で、変質・変色しません。
シルバーなどの金属のように、変色してしまうことがないため、お手入れが簡単なのです。
プラチナの細いリングを作るのには、1トン以上の鉱石がないと作れないという希少な貴金属であるところも重要でしょう。
その希少性・不変性から。永遠の輝きのプラチナと呼ばれるようになったのです。
加工しやすいのもプラチナの特徴で、豊富なデザインも心をとらえたといっていいでしょう。
プラチナのデメリット
希少性からも、ゴールドに比べてお値段は少々高め。
加工がしやすい反面で、それだけ柔らかい素材でもあるのです。
そのため、傷つきやすく変形しやすいデメリットを持っています。
しかし、その傷もまた、ふたりの歴史となっていくことを考えれば、デメリットであるとは言えない部分もあるでしょう。
最近では、プラチナ素材の他にも、ゴールドを含め様々な素材の指輪が好まれます。
どの素材でも、メリット・デメリットがありますので、生活スタイルを良く考えて、自分にあった素材をえらぶことがポイントなのです。