婚約指輪には、さまざまな素材が使われます。
宝石も重要ですが、それ以上にリング部分にどんな素材を使うのかを考えなければ、宝石の価値も半減させてしまうことになるのです。
【リングは肌に触れるということ】
リング部分は、常に肌と接するということを忘れてはいけません。
どんな素材を使うのか、はっきりとした決まりはありませんが、よく使われているのはプラチナとゴールドでしょう。
何も高額だからといって使われるのではありません。
それぞれに理由があります。
【一番多いプラチナ】
婚約指輪の素材として、最も多く選ばれるのがプラチナです。
ダイヤモンドと併せて考える場合、約90%プラチナにするとまで言われています。
プラチナの美しい輝きは、ダイヤモンドの輝きとともに引き立つ特徴があり、ダイヤモンドと相性の良い素材です。
見た目だけではなく、酸化しにくく素材で、輝きを維持しやすい特性を持っています。
白金と呼ばれますが、ホワイトゴールドとは全く異なる点も忘れてはいけません。
プラチナは表面にメッキ加工はしませんが、ホワイトゴールドはゴールドに銀やニッケルなどを混ぜた合金に銀色のメッキ加工が施されています。
【合金が多くなるゴールド】
ゴールドは、アクセサリーに最も使われている素材です。
婚約指輪に使う場合は、ダイヤモンドの輝きを引き立てるために、ホワイトゴールドが人気になります。
女性らしいピンクゴールドにするというのも選択です。
レッドゴールドやイエローゴールドなどさまざまな素材がありますが、どれもゴールドに対して他の金属を混ぜた合金になっています。
そのため、さまざまな色合いや風合いを作り出すことができるのです。
注意しなければいけないのが、金属アレルギーで、純度の高い貴金属では表れにくいといわれています。
合金の場合には、さまざまな金属が使われたり表面をメッキ加工などもするため、事前にチェックしておくことがポイントとなるでしょう。